高校受験で困らないために小6生が進めておきたい勉強8選

中学受験をしない小6生が中学入学前までに進めておいた方が良い勉強を、長年多くの小中学生を指導してきた元塾講師がまとめました。

経験上冬休み~3学期の過ごし方は重要と考えており、中学校での成績、さらには高校受験にも影響を与えると思っています。もちろんそれまでに家庭学習の習慣をつけておくことも大事です。よかったら家庭学習の参考にしてみてください。

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小6から始めたい中学準備の基本は「予習・復習・学習習慣」

小6生が中学生までにやっておくべき勉強は、小学校の復習と中学校の予習です。

冬休み以降でもOKですが、苦手分野の復習と得意分野の先取りは早くから進めておくと中学以降の勉強がスムーズになります。

また小学生のうちに学習習慣を確立することも重要です。

小学校内容の復習

  • 算数・・・計算(特に小数・分数・四則)、文章題(基本的なもの)、図形(図形の名称と基本公式)
  • 国語・・・漢字(読み・書き)
  • 理科・・・できたら基礎の確認
  • 社会・・・できたら基礎の確認、都道府県(県庁所在地)、世界の主な国、歴史の時代の順序

算数は中学での数学・理科でつまずかないよう、特にしっかり基礎を確認しておきたい教科です。基本計算をミスなくできるようにするのが目標です。国語は漢字が苦手なお子さまは小学校のうちに克服しましょう。

理科・社会は基本的なところだけおさらいすればOKです。5、6年生でそこそこできていたならそれほど復習に時間をかける必要はありませんが、社会に関しては都道府県など基礎的なところは身につけておくといいでしょう。(詳細は後の章でも説明します。)

中学校内容の予習

  • 英語・・・英単語・できたら英文法も少し
  • 数学・・・正の数・負の数(計算をできるように)

英語と数学は積み上げ型の学習です。中1最初の段階でつまずくと勉強嫌いになり、学習習慣を確立することも難しくなる恐れがあります。最初でつまずかないためにも最低限英単語の読み書き、正の数・負の数の計算まで予習をしておくことをおすすめします。

復習・予習を通じて学習習慣をつける

復習・予習をおすすめするのは知識を定着させる意味が第一ですが、「学習習慣を身につけること」も意図しています。

小学校のうちはさほど勉強しなくてもテストで90点や100点をとれたというお子さまでも、中学校に入ると挫折を味わうことは珍しくありません。(割と「天才肌」なお子さまでも中学校のテストは対策なしで90点台を取るのも難しいでしょう。)

そこまで気合を入れなくても中学最初の定期テストは割と良い点取れてしまうかもしれませんが、その後はできる生徒とそうでない生徒の差がどんどん開いていきます

今まで宿題以外は家で勉強する機会がなかったお子さまも、遅くとも6年生の冬休み以降は家での過ごし方を少し変えてみることをおすすめします。

小6の中学準備は塾よりもまず学習習慣づくり

筆者が個別指導塾で中学生たちに接していたとき、小学生のうちから「準備」をしてきたお子さまと、そうでないお子さまでは差がついていると感じました。

準備というのは早い時期から塾に通わせることではなく、家庭での学習習慣がついていることです。塾に通っているだけで家で何も勉強しないのでは、あまり意味がありません。(自習室を活用して自発的に勉強しているなら別です。)イヤイヤ塾に通って勉強していても効果は薄いです。

お子さまが楽しく家庭で勉強できる環境作りも重要です。例えば次のような取り組みも家庭学習の習慣作りに役立ちます。

  • お子さまと一緒に学習計画を立てる(自分で立てた計画なら頑張れる)
  • 勉強を頑張ったらごほうびシール(シールを喜ぶお子さまも多い)
  • シールがたまったら文房具や本のプレゼント(高価なプレゼントは不要)
  • 楽しく勉強できるドリルやタブレット学習を活用(相性の良い教材選びが◎)

中学生になってから多い「もっと早くやっておけばよかった」という声

かつて筆者が塾で教えていたときに、塾の生徒たちから

「もっと早くから勉強しておけば・・・」

「小学校のときは何もしなくてもテスト良かったのに、中学の勉強がこんなに大変だなんてもっと早く教えてほしかった」

というボヤキを聞いたことがあります。3年生になってようやく高校受験を意識し始めてから本気を出しても、巻き返しは難しいです。早い時期から少しずつでも学習習慣と中学の勉強で必要となる基礎学力をつけておくことをおすすめします。

中学スタートで差がつく!小6のうちにやっておきたい勉強8選

高校受験を見据えて、小6生が中学に入るまでに進めておきたい勉強をまとめました。

小数・分数の計算を完璧にする

特に小数と分数、四則の計算は絶対に完璧にしましょう。複雑な計算は今はできなくても良いですが、基本的な計算でミスをしないということがとても重要です

なお小数の計算は中学理科でもとても重要です。公式を覚えていても小数のわり算ができず、テストで点が取れないなんて中学生をこれまで多数目撃しました。(中学数学では小数の計算の出番が減る)

また分数の計算ができないと中学数学から大変苦労することになります。計算も関数も図形の面積・体積もすべて分数が関わってきます。かけ算・わり算で途中で約分をしていない(最後に約分する)お子さまがたまに見られますが、数が大きいまま計算すればミスも出やすくなります。途中式も確認した方が良いでしょう。

算数の文章題の復習も(ただしほどほどに)

文章題も基本的なものを確認、複雑な文章題まではできなくても良いです。最低限、たす・ひく・かける・わるの文章題はできるようにしたいですね。

単位量あたりの大きさ・割合・速さは多くのお子さまが苦手とする単元ですが、基本問題をミスなくできればひとまずOKです

この分野は小学生のうちに完璧に理解するのは難しいと思います。抽象的な考えは中学生になってからうまくなることが多いです。小学校のときは苦手だったというお子さまも、中学に入ると割と解けることが多いです。むしろ計算ミスで損するケースが多いと感じます。

図形の復習は時間をかけ過ぎない

なお図形は図形の名称、基本公式(面積や円周)をミスなくできるようにしておけば良いです。中学でまた同レベルの問題を解きますので、深入りする必要はないでしょう。(円がらみのものは文字を使うので計算ミスが減ります。これも分数ができないと致命的ですが。)

図形問題をやってもやってもミスするから心配、と小6の3学期でやたら時間をかけても、中学校で図形を習う頃にはやり方を忘れているように(これまでの生徒たちを見ていて)感じます。

頑張って練習させても「暗記」になってしまってるだけならあまり意味がありません。進学塾の入塾テストとかで必要ならするしかないですが、個人的には「ほどほど」で良いと思います。

数学の予習は正負の数の計算までを完璧に!

小学生でも+、-の概念は日常でも使うことがあり、中学生たちも初めて習っても割と早く理解できます。(「-5度下がるを正の数を使って言い換えると?」というクイズ的な文章題には引っかかるケースは見られます。ここは練習が必要かもしれません。)

シンプルな加法・減法もまあまあ解けていますが、長い式(3つ以上の数の加法・減法の混合)は注意が必要です。左端から順々に解くのではなく、なるべく効率的に解けるようにしたいところです。

乗法・除法はルールがシンプルなので、加法・減法よりもわかりやすいようです。

ところがひととおり正の数・負の数の計算基本ルールを習ったところで、加法・減法を復習したり、四則混合になると「アレッ?どうやるんだっけ?」と混乱が起きやすいです。ここを克服するのに非常に時間がかかることがあります。

ということで計算に少しでも不安のあるお子さまこそ、早めに計算のルールを覚えるよう予習しておくことをおすすめします。

英単語を覚える(発音・意味・つづり)

小学校のうちから耳で聴くことに慣れているためか、年々リスニング問題のハードルが上がってきていてるにもかかわらず、割と中学生たちがついてこれているように感じます(あくまでも個人的な体感ですが)。

ただし英単語でつまずいているお子さまは多いようです。簡単な英単語は読めるようにしておくのはもちろん、意味とつづりも書けるようにしておきたいところです。

特にaとe、lとrなど。1文字ぐらいの間違いだと自分でも「うっかりやっちゃった」とあまり大事にとらえないことが多いですが、ほんの1文字でも間違えたらテストでは減点されます。

1学期に習うぐらいの英単語は読みも意味もつづりも書けるようにしたいところです。

漢字を覚える

国語は小学校までに習った漢字の読み・書きを完璧にしておきましょう。余力があれば検定試験にチャレンジするのも良いですね。文章題は余力があればチャレンジを、読書は特におすすめです。

地理は都道府県や世界の主な国

都道府県は地図を見てすぐに何県と答えられるように、県庁所在地も答えられるようにしておきましょう。中学のテストでもよく出題されます。世界の主な国も答えられるように。インド、ニュージーランド、インドネシア、ナイジェリアぐらいはどこにあるか覚えててほしいです。

歴史は時代の順序

歴史は時代の順序を最低限覚えておくと良いと思います。歴史が苦手な中学生が「縄文→鎌倉→平安」と答えたりすることがありますが、各時代のイメージがつかめられてないためと思われます。(それでも時代ごとのエピソードやインパクトのある人物は結構覚えてたりします。)

年号の暗記とか「詰め込み」系の学習は不要ですが、時代ごとのイメージと流れさえつかんでおけば、歴史の勉強もスムーズに進めやすくなります。文字情報だけだとイメージがつかみにくいので、学習マンガを読むのもおすすめです。絵柄の好みみもあるので、お子さまの子のみに合わせて選ぶと良いでしょう。

まとめ

小6生が中学生になる前にやっておくべき勉強について見てきました。

特に算数の計算分野、国語の漢字については、不安があればしっかり復習していただきたいところです。中学校の予習は英語・数学を中心に。英語は書く練習も重視。単語が正しく書けないと英作文でも減点されてしまいます。

当然お子さまにより今の学力状況が異なり、勉強すべきところはまちまちかと思いますが、中学入学前に学習の習慣をつけておくことは高校受験のためにも非常に重要だと感じます。お子さまに合った学習スタイルで、充実した中学校生活を迎えられると良いですね。

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